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12月18日-07号

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  1. 雲仙市議会 2007-12-18
    12月18日-07号


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    平成 19年 第4回定例会(12月)出席議員(29名) 2番  大久保  信 一  君       3番  深 堀  善 彰  君 4番  進 藤  一 廣  君       5番  前 田    哲  君 6番  上 田    篤  君       7番  原 田  洋 文  君 8番  吉 田  美和子  君       9番  町 田  康 則  君10番  松 尾  文 昭  君      11番  森 山  繁 一  君12番  前 川    治  君      13番  町 田  義 博  君14番  小 畑  吉 時  君      15番  佐 藤  靖 弘  君16番  井 上  武 久  君      17番  柴 田  安 宣  君18番  小 田  孝 明  君      19番  岩 下    勝  君20番  福 田  大 東  君      21番  増 山  良 三  君22番  町 田    誠  君      23番  岩 永  基 和  君24番  荒 木  正 光  君      25番  中 村    勲  君26番  中 村  一 明  君      27番  石 田  德 春  君28番  坂 本    弘  君      29番  元 村  康 一  君30番  酒 井  八洲仁  君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定に基づく出席者       市長             奥 村 愼 太 郎 君       副市長            金 子 知 充 君       副市長            吉 田 博 幸 君       教育長            鈴 山 勝 利 君       総務部長           塩 田 貞 祐 君       市民生活部長         井 上 由 文 君       市民福祉部長福祉事務所長  小 川 龍 二 君       観光商工部長         東 信 一 郎 君       農林水産環境部長       酒 井 利 和 君       建設整備部長         島 田 英 俊 君       上下水道局長         今 崎 正 敏 君       教育次長           辻 政 実 君       農委事務局長         本 田 正 好 君       国見総合支所長        中 山 敏 君       瑞穂総合支所長        北 平 正 美 君       愛野総合支所長        朝 永 秀 人 君       千々石総合支所長       福 島 悟 君       小浜総合支所長        宮 田 修 一 君       南串山総合支所長       富 永 篤 君       監査事務局長         川 鍋 嘉 則 君       会計課長           溝 内 正 人 君       企画課長           宮 崎 浩 善 君議会事務局       局長             境 川 秀 生 君       次長             力 野 和 久 君       係長             本 田 理 恵 君       主査             和 田 香 恵 君       主事             松 尾 泰 浩 君平成19年12月18日(火)議事日程議事日程 第7号┌────┬───────┬──────────────────────┬──────┐│日程番号│議案番号   │件          名          │備  考  │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│1   │請願第8号  │高齢者の医療制度に関する請願        │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│2   │陳情第6号  │原爆症認定制度改善のための陳情       │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│3   │議案第98号 │長崎市町村総合事務組合を組織する地方公  │      ││    │       │共団体の数の増加及び規約の変更について   │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│4   │議案第99号 │長崎市町村土地開発公社の解散について   │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│5   │議案第100号│雲仙市立小・中学校設置条例の一部を改正する │      ││    │       │条例について                │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│6   │議案第101号│雲仙市家畜導入事業資金供給事業等基金条例  │      ││    │       │を廃止する条例について           │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│7   │議案第102号│平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第4号)│      ││    │       │案について                 │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│8   │議案第103号│平成19年度雲仙市国民健康保険特別会計補正 │      ││    │       │予算(第2号)案について          │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│9   │議案第104号│平成19年度雲仙市簡易水道事業特別会計補正 │      ││    │       │予算(第1号)案について          │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│10  │議案第105号│平成19年度雲仙市下水道事業特別会計補正予 │      ││    │       │算(第2号)案について           │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│11  │議案第106号│平成19年度雲仙市水道事業会計補正予算(第1│      ││    │       │号)案について               │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│12  │議案第110号│雲仙市有財産の無償譲渡について       │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│13  │議案第111号│雲仙市有財産の無償譲渡について       │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│14  │議案第112号│字の区域の変更について           │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│15  │議案第113号│工事請負契約の変更について         │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│16  │議案第114号│指定管理者の指定について          │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│17  │議案第115号│雲仙市一般職の職員の給与に関する条例等の一 │      ││    │       │部を改正する条例について          │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│18  │議案第116号│平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第5号)│      ││    │       │案について                 │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│19  │議案第117号│平成19年度雲仙市簡易水道事業特別会計補正 │      ││    │       │予算(第2号)案について          │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│20  │議案第118号│平成19年度雲仙市下水道事業特別会計補正予 │      ││    │       │算(第3号)案について           │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│21  │議案第119号│平成19年度雲仙市と畜場特別会計補正予算(第│      ││    │       │1号)案について              │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│22  │議案第120号│平成19年度雲仙市国民宿舎事業特別会計補正 │      ││    │       │予算(第2号)案について          │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│23  │議案第121号│平成19年度雲仙市水道事業会計補正予算(第2│      ││    │       │号)案について               │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│24  │発議第9号  │道路特定財源制度の確保に関する意見書につ  │      ││    │       │いて                    │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│25  │       │議員派遣について              │      │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│26  │       │閉会中の継続調査申出について        │      │└────┴───────┴──────────────────────┴──────┘議事日程 第7号の1┌────┬───────┬──────────────────────┬──────┐│追加日程│議案番号   │件          名          │備  考  │├────┼───────┼──────────────────────┼──────┤│1   │発議第10号 │原爆症認定制度の改善に関する意見書につい  │      ││    │       │て                     │      │└────┴───────┴──────────────────────┴──────┘=午前10時00分 開議= ○議長(酒井八洲仁君) おはようございます。これから本日の会議を開きます。 議事に先立ち、教育次長より発言の申し出があっておりますので、これを許します。辻教育次長。 ◎教育次長(辻政実君) おはようございます。議案第100号の雲仙市立小・中学校設置条例の一部を改正する条例の提案理由説明の中におきまして、文言に誤りがありましたので訂正をお願いしたいと思います。 議案書の6ページをお開き願います。6ページの下段の方でございます。提案理由の1行目におきまして、「児童数」となっておりますが、正しくは「生徒数」となりますので、訂正し、お侘び申し上げます。大変申し訳ありませんでした。 ○議長(酒井八洲仁君) ようございますか。議事日程第7号により、本日の会議を進めます。─────────────── △日程第1.請願第8号 △日程第2.陳情第6号 △日程第3.議案第98号 △日程第4.議案第99号 △日程第5.議案第100号 △日程第6.議案第101号 △日程第7.議案第102号 △日程第8.議案第103号 △日程第9.議案第104号 △日程第10.議案第105号 △日程第11.議案第106号 △日程第12.議案第110号 △日程第13.議案第111号 △日程第14.議案第112号 △日程第15.議案第113号 △日程第16.議案第114号
    △日程第17.議案第115号 △日程第18.議案第116号 △日程第19.議案第117号 △日程第20.議案第118号 △日程第21.議案第119号 △日程第22.議案第120号 △日程第23.議案第121号 ○議長(酒井八洲仁君) 日程第1、請願第8号から日程第23、議案第121号まで23議案を一括議題とし、各常任委員会委員長の審査報告を求めます。 まず、総務委員会委員長の報告を求めます。福田大東総務常任委員長。 ◎総務常任委員長(福田大東君) 皆さん、おはようございます。総務委員会の報告をいたします。 12月10日、本会議において、総務常任委員会に付託されました議案第98号、第99号、第102号、第110号、第111号、第113号、第115号、第116号、以上8件、陳情8号、要望5号について、12月11日、本委員会を開催し、議案及び陳情等の審査を行いましたので、その概要について報告をいたします。 議案第98号長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び規約の変更について、平成20年3月1日から大村市が長崎市町村総合事務組合へ加入することに伴い、長崎県市町村総合事務組合を組織する組合市町村数が増加すること。また、学校教育法の一部を改正する法律が施行されたことにより規約の一部を改正することとなるので、その協議について、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求められたものであります。 主な質疑として、職員退職組合の積立金について、大村市が加入した場合、今の積立金が足りるのか、との質疑には、大村市が加入することにより普通負担金とは別に、特別負担金として10億円を加入時に納付し、平成19年度退職者に係る調整特別負担金については、平成20年から平成24年までの5年間で納付する。また、平成19年度において、大村市の退職に伴う不足額が6億6,300万円と報告されているが、この分については一時借入金で対応し、その借入金に係る利子については大村市が負担し、構成市町には不利益は生じない、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で可決すべきものと決定をいたしました。 議案第99号長崎県市町村土地開発公社の解散について、長崎県土地開発公社は、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、公共用地、公有地等の取得、管理、処分を行うこと等により、地域の秩序ある整備と住民福祉の増進に寄与することを目的とし、昭和49年10月19日設立した。以来、公共用地、公有地の取得、管理、処分を行ってきたが、事業の減少、県出資団体の見直し等により、本公社を平成20年3月31日をもって解散することについて、議会の議決を求められたものであります。 主な質疑として、構成市町村が1自治体でも可決ができない場合は、との質疑には、構成市町村の合併動向を踏まえて、早期に解散することが決定されているので、全構成市町村の同意が必要である、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で可決すべきものと決定しました。 議案第102号平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第4号)案について、主なものとして、歳入では普通交付税、市債で合併特例事業債の増額、歳出では愛野展望台駐車場防護柵設置事業、雲仙市乗合タクシー事業を計上したものです。 主な質疑として、乗合タクシー事業補助金で、上岳線については運行形態の変更なのか、との質疑には、もともと県営バスの廃止路線の代替として、県道のみの部分の運行を予定していたが、今回の乗合タクシーにおいてはジャンボタクシーを運行したために、木津、富津の港を経由できることになったことから、その地区にお住まいの高齢者の方の利用が増加し、1台では積み残しが発生するようになり、ジャンボタクシーの続行便としてもう一台ジャンボタクシーを運行しているため、経費増になった、との答弁がありました。 小浜バスターミナルの収支状況についての質疑には、共益部分については、市3分の1、島原鉄道3分の1、店舗経営者3分の1を負担している、との答弁がありました。 愛野展望台駐車場防護柵工事に伴い、駐車場スペースが減ってくる。反対側駐車場に通勤のための常時駐車の車が多く見受けられる。その取り扱いをどのように考えるか、との質疑には、国道端の駐車場においては、国土交通省の所有地であり、花壇と駐車場を設置してある。国土交通省と協議して何らかの対応をしていきたい、との答弁がありました。 自治体の弊害の一番の原因は三位一体改革だとの声もあるが、どのように捉えているか、との質疑には、雲仙市には国庫補助金の減額、税源移譲、地方交付税の減額、トータルで年間12億円程度の収入減の影響があったものと推計している。三位一体改革は、地方分権を進めるに当たってその方法として実施されたものであるが、結果的には、税源が少ない地方にとって収入が非常に厳しくなったものと思う、との答弁がありました。 地方交付税については、合併算定替えにより、合併前の額が減らされないものと聞いているという声もあるがどうか、との質疑には、合併算定替えについては、旧7町が合併しなかったものとして交付税を算定し、その合計額と合併後の新市として算定した額と比較して多い方を保障しようとする制度である。国は、その約束どおり合併算定替えを実施している。 しかしながら、地方交付税の総額は、3年間で5兆1千億円減っており、地方交付税の算定単価も下がっているので、合併算定替えもその下がった単価で算定され、結果的に合併算定替えを実施したとしても、合併前と比較すると交付税の額が減ってしまっているもの、との答弁がありました。 地方交付税の算定について、合併しなかった方がよかったような内容が報告されているが、どのように考えるか、との質疑には、合併した団体と合併しなかった団体とが県内にもある。その団体の平成15年度と平成18年度の地方交付税の伸び率を比較すると、どちらも下がってはいるが、合併しなかった団体のマイナス幅が大きい。従って、合併しなかった方がよかったということでは決してない、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第110号雲仙市有財産の無償譲渡について、地方自治法260条の2第1項の規定に基づく、地縁による団体の設置により、不動産を保有することが可能となったことから、当該建物を無償譲渡することについて、議会の議決を求められたものであります。 主な質疑として、このような事例が市内にまだあると思われるが、担当課として今後指導されていくのか、との質疑には、今回の件については、当時、自治会が購入されたものであり、ただ単に個人名義にした場合、後の相続等が発生するということで、当時各旧町と話をされて寄附という形で所有権移転がなされたものと考えている。他の公民館についても寄附なり、原因を考えて無償譲渡する方法をとっていきたい。今回については、あくまでも本来の持ち主に返却をするという考えである、との答弁がありました。 登記については、嘱託登記でやるので無料ということだが、登録免許税を出せば、あとは市の方でやってもらえるとの基本的な考えでいいのか、との質疑には、あくまでも今回については、本来持ち主は自治会であったこと。今後はその発生の原因、市所有に至った原因を考えて対応したい、との答弁がありました。 登録免許税自治会負担となるのか、との質疑には、旧町の場合も、登録免許税については所有権移転登記をされる方が負担をしており、旧町でも支払った実績はない。あくまでも登記を受けることによって生じる利益に着目して課税される税金ということで、管財課としては自治会で負担をしていただきたいと考えている、答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で可決すべきものと決定しました。 議案第111号雲仙市有財産の無償譲渡について、地方自治法260条の2第1項の規定に基づく、地縁による団体の設置により、不動産を保有することが可能となったことから、当該土地を無償譲渡することについて、議会の議決を求められたものです。 主な質疑として、小浜温泉鉄道は、千々石が起点で小浜高校前の北村が終点だが、この原型が残っているのが小浜木津だけである。今回、国の近代化産業遺産の認定を受けている中で、施設について保存するよう何らかの担保がとれないものか、との質疑には、今回の譲渡については、本来は木津自治会が購入したもので、当時、個人名義で登記ができなかったため小浜町に寄附されたものであり、雲仙市の預かり資産的なものと考えている。そのことに対して、木津自治会に今の現状は未来永劫残せという問題については大変厳しい条件だと認識している。もし、遺産を長期にわたって保存したいのであれば、一時、木津自治会の方にお返しをして、新たに雲仙市が購入しないとその条件で無償譲渡をするというのは大変難しいと考えている、との答弁でありました。 憩いの場として整備する場合、市の補助等が出てきた時はどうするのか、との質疑には、助成はできないと思うが、今までも現地の清掃作業、雑草の除去作業も自治会で行われており、現在もそのまま保存されている状況であり、木津自治会としても憩いの場として共同利用が目的とのことなので、委員会の意志は十分伝えていきたい。また、今の構築物についても貴重な財産として残していただくようにお願いしていきたい、との答弁がありました。 駅名の記念碑の施設について、県の補助を受けて設置している。その土地の契約はどうなるのか、との質疑には、木津自治会の方に所有権移転登記を行われた後は、施設についてその無償借り受けについてはお願いをしていく、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で可決すべきものと決定しました。 なお、本委員会は議案第111号に対して、次のとおり付帯決議を付することを全会一致で決定いたしました。 雲仙市有財産(雲仙市小浜町富津字根石150番地2)の土地については、これまでの経過から無償譲渡については同意するものであるが、本地は旧小浜温泉鉄道の木津駅跡地であり、本鉄道跡地としては唯一、この駅跡が当時の原形をとどめている。また、今回、経済産業省が我が国近代化産業遺産として「旧小浜温泉鉄道」が歴史的価値が高いと評価し、近代化産業遺産として認定された。さらに、譲受者の木津自治会も本地を憩いの場として、現在設置されている構築物は継続して保存する旨の利用目的を出されている。このようなことから、今後の整備保存に当たっては、市当局、木津自治会と十分連携され、当地域並びに雲仙市の活性化に役立てられることを要望する。 議案第113号工事請負契約の変更について、雲仙市防災無線整備統合事業に係る工事請負契約を変更し、締結することについて、今回、落札したメーカーが、既に設置済みの南串山局と同じメーカーになったことに伴い、南串山局設備を親局として経費の効率化を図るため、工事請負契約の変更について議会の議決を求められたものであります。 主な質疑として、14億6,700万円の金額について、今後も契約変更があるのではないか、との質疑には、今設計をして、それに基づいて見積もりをして契約をしている。工事していく段階で大なり小なり変更は出てくる。今回お願いしているのは、基本的に実施地区が変わった。親局を吾妻庁舎へ持ってくることにより、今ある親局の整備が必要になる。南串山も一体となって整備をしなければならない。これは大きな変更になるため、変更契約の議決をお願いしたものである。 工事を行うたびに変更契約をしなければいけないのか、との質疑には、最終的にどうなるかということで、年々契約変更することは考えていない、との答弁がありました。 最終設計ができ上がるのはいつごろになるのか、事業の前倒しはできないのか、との質疑には、全体設計はできている。それに基づいて、現段階での変更契約の形でお願いしている。本会議での答弁は、現在での年度割ということでの話であり、年度割の見直しによる計画については、財源は、来年度以降は合併特例債を考えている。合併特例債については、全体で考えるものなので、財政課との協議が出てくる。今の段階では明示できない、との答弁がありました。 難聴地区の解消のために屋内の戸別受信機の設置について、早目に設置できないか、との質疑には、全地域を網羅する中継局が平成19年度に完成するので、平成20年度以降については戸別受信機の1台でも2台でも設置することは可能である、との答弁でありました。 別に異議はなく、全会一致で可決するべきものと決定しました。 議案第115号雲仙市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について、平成19年の人事院勧告において、民間の支給状況を考慮し、また国の少子化対策の推進に配慮して、一般職の職員の扶養親族である子等の扶養手当支給月額、勤勉手当支給率、若年層に限定した給料表及び特定任期付職員の期末勤勉手当支給率の改正を行うことから、本市においても同様な措置を講じるため、雲仙市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正することについて、議会の議決を求められたものです。 主な質疑として、条例改正でアップする扶養手当及び勤勉手当の受給対象者数、最高額、最低額、平均額についての質疑には、扶養手当の対象者は、全会計で236人、影響額が313万7,500円、勤勉手当の対象額は人数で380人、最高額2万3,590円、最低額9,162円、平均額1万6,545円、給料の差額対象者119人、最高額2千円、最低額200円、平均1,671円であると答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第116号平成19年度一般会計補正予算(第5号)案について、主なものとして、人事院勧告に伴う給与改定による職員人件費等を計上したものです。 主な質疑としては、今回の改正は4月1日の人事異動分も含んでいることだが、6月、9月の議会ではなく12月に行われており、非常にわかりづらい。今後も特別会計と一緒に12月に行うのか、との質疑には、旧町では4月に人事異動があれば6月議会で補正をお願いしてきた。給与改正等もあるので、できれば一緒の時期に合わせたところで行いたいという考えを持っている。しかし、異動等で費目によっては予算不足が発生するので、早い時期の予算組み換えも検討していきたい、との答弁がありました。 参事以上の83名の先送りの方は、平成20年度に実施すると理解していいのか、との質疑には、今年度に限り先送りということになる。平成20年度からは通常どおり支給される、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決をいたしました。 要望第5号仁田循環自動車道の早期無料開放について、この要望の趣旨は、今年5月に行われた仁田循環自動車道の無料開放で、多くの増客が見込める結果となったことから、無料開放は雲仙市全域における観光振興の起爆剤になることは必至であり、市の活性化につながることを踏まえ、早期無料開放を求められたものです。 本委員会としては、無料開放は市の観光振興の起爆剤となることは認めるが、疑問・問題点として、現在でも行楽シーズンは数時間の渋滞があること。駐車場の確保が必要なこと。無料開放の効果に対する疑問が残ることなどが指摘されました。また、観光行政にも関係することを踏まえ、本委員会は引き続き全議員による研究協議を行っていくことを決定しました。 以上で、総務常任委員会の報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(酒井八洲仁君) 次に、教育厚生常任委員会委員長の報告を求めます。中村一明教育厚生常任委員長。 ◎教育厚生常任委員長(中村一明君) おはようございます。教育厚生常任委員会の報告を行います。 12月10日、本会議において、教育厚生常任委員会に付託されました議案第100号、第102号、第103号、第114号、第116号及び第119号、以上6件及び請願第8号、陳情第6号について、12月12日、本委員会を開催し、議案及び請願等の審査を行いましたので、その概要について報告します。 議案第100号雲仙市立小・中学校設置条例の一部を改正する条例について、雲仙中学校について、生徒数の削減に伴う統廃合を行う必要があることから、平成20年3月31日をもって廃止し、小浜中学校へ統合するため、条例の一部を改正することについて、議会の議決を求められたものです。 主な質疑として、提案理由の文中の「児童」は、中学校の場合「生徒」ではないか、との質疑には、学校教育法において小学校が「児童」、中学校が「生徒」との定義であるので訂正する、と答弁がありました。 小浜中学校の教室の確保と受け入れ体制についての質疑には、近年生徒数の減少等により教室は十分確保できる状況にある。統合した場合、学級編成についての質疑には、14名の生徒を受け入れるが、学級数に変更はない、と答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。(「中村議員、ちょっと」と言う者あり) すみません、訂正します。雲仙中学校について、生徒数の減少に伴う統廃合を行う必要があることから、平成20年3月31日をもって廃止し、小浜中学校へ統合するため、条例の一部を改正することについて、議会の議決を求められたものです。(「あとはいいです」と言う者あり) 議案第102号平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第4号)案について、主なものとして、歳入では保育所運営費国庫負担金、通所サービス利用促進事業県補助金、児童環境づくり基盤整備事業費県費補助金、歳出では障害者交通費助成事業、通所サービス利用促進事業補助金、私立保育所運営事業等を計上したものです。 主な質疑として、社会福祉費において年度途中で事業名が変更となっている理由についての質疑には、予算要求段階では事業名の国の方針が決まっていなかった。年度途中に国から正式に通知があったので名称変更した、との答弁がありました。 特殊教育就学援助費扶助費において、国見町の八斗木小学校の児童が吾妻町の鶴田小学校に通級している理由と内容についての質疑には、国見町内の小学校にある特別支援学級に在籍していない児童が吾妻町の鶴田小学校に通級している。市内には鶴田小学校と小浜小学校に、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を対象とした通級指導教室を開設しており、その要件に該当する児童を対象とした通級指導を週一、二回受けるための就学経費である、と答弁がありました。 通級指導教室の補助内容についての質疑には、学校間の往復距離を1km単価40円で全額支給する、との答弁がありました。 教職員住宅の管理状況は調査されているのか、との質疑には、十分把握していないので、これから調査を行う、と答弁がありました。 雲仙中学校の閉校記念碑の建立について、規模が小さいのでは、との質疑には、当初80万円程度の大きなものを予定していたが、近隣の統廃合校を調査した結果、ほとんど40万円程度で建立をされている。寄附等を募り、大きいものを建立する場合もある、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 なお、本件の審議に当たって、委員の質疑に対し誤った答弁があったので、今後答弁の際には十分精査し、答弁されるよう強く要望する。 議案第103号平成19年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案について、主なものとして、歳入では退職者医療交付金の増額、財政調整基金繰入金の減額、歳出では一般及び退職被保険者等療養給付費、退職被保険者等高額療養費の増額等を計上したものです。 主な質疑として、保健事業における印刷製本費はスポンサーを募り、広告することで安くできないか、との質疑には、市民への特定健診啓発のためのチラシであるので、バナー広告はなじまないと判断する、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第114号指定管理者の指定について、雲仙市の福祉施設の指定管理者として、社会福祉法人雲仙市社会福祉協議会を指定することについて、地方自治法に基づき、議会の議決を求められたものです。 主な質疑として、公募の結果、社会福祉協議会のみの応募であった理由についての質疑には、7施設のうち吾妻老人憩いの家、木場ふれあいセンター、木場保育所、下峰児童館は、施設として収益見込みが厳しいから応募が少なかったと推測している。近隣の島原市、南島原市、諫早市の状況についての質疑には、他市の状況については把握していない、との答弁がありました。 市民の立場に立ち、経費削減と市民サービスの向上を図りつつ、経営努力をお願いしたいとの意見がありました。 別に異議はなく、全会一致で可決すべきものと決定しました。 議案第116号平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第5号)案について、主なものとして、人事院勧告に伴う給与改正による職員人件費を計上したものです。 主な質疑として、人事異動に伴う補正が今期に行われる理由についての質疑には、今年は人事院勧告が予想されることを受け、今期、給与改正と同時に行う方針を出していた。流用等が発生することもあるので、今後は6月、9月に補正を検討していく、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第119号平成19年度雲仙市と畜場特別会計補正予算(第1号)案について、主なものとして、人事院勧告に伴う給与改正による職員人件費等を計上したものです。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 請願第8号高齢者の医療制度に関する請願について、この請願の趣旨は、高齢者の生命と健康を守り、人として尊厳を守りつつ医療制度とするために、3項目の請願事項について関係機関に意見書を提出されるよう要請されたものです。 反対討論として、前回、教育厚生常任委員会で、後期高齢者医療制度に関する請願が論議されて不採択になっている。この請願は同一趣旨の請願であるので、早々には採択できない。収入の少ない高齢者を思うと心苦しいが、高齢化の進展に伴い、医療費の一層の増大が見込まれる中、国民皆保険制度を将来にわたり持続可能なものにするために、負担能力を勘案しつつ、現役世代と高齢者ともに支え合う高齢者医療制度であり、必要であると判断し、反対するとの意見がありました。 賛成討論として、この制度については新聞等で報道されながらもよく知られていないと判断するので、認識が高まれば賛成者が増えるものと考えられる。また、戦争をくぐり抜け、戦後の復興を担うなど大変な苦労をしてきた人たちを、75歳になったからといって別の保険制度に移すことは許されない。請願に上げている事項を考慮しなければ医療を受けられない人が出てくると判断するので、市議会として意見書を提出し、改善できるようにしてほしいので賛成するとの意見がありました。 採決の結果、賛成少数で不採択すべきものと決定しました。 陳情第6号原爆症認定制度改善のための陳情について、この陳情の趣旨は、原爆症認定制度は被爆者対策の根幹をなす制度であり、制度発足当時は申請者に占めている認定率は90%以上であったが、次第に認定率が低下してきている。原爆症認定のあり方について、法の趣旨にのっとり、抜本的な改善を施されるよう、政府に対し意見書を提出することを要請されたものです。 陳情の趣旨に賛同できるとして、全会一致で採択すべきものと決定しました。 なお、本件の採択を受けて意見書を提出することを全会一致で決定しました。 後ほど、原爆認定制度の改善に関する意見書を提案しますので、その際には議員皆様の御賛同をいただきますようよろしくお願いします。 以上で、教育厚生常任委員会の報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(酒井八洲仁君) 次に、建設常任委員会委員長の報告を求めます。松尾文昭建設常任委員長。 ◎建設常任委員長(松尾文昭君) おはようございます。建設常任委員会報告。 12月10日の本会議において、建設常任委員会に付託されました議案第102号、第104号から第106号まで、第112号、第116号から第118号まで、第121号、以上9件及び要望第5号について、12月12日、本委員会を開催し、議案及び要望の審査を行いましたので、その概要について報告いたします。 議案第102号平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第4号)案について、主なものとして、歳入では農林水産施設災害復旧事業分担金、公共土木施設災害復旧費国庫負担金、農林水産施設災害復旧費補助金の増額、歳出では農林水産施設災害復旧事業、道路橋りょう施設災害復旧事業を計上したものです。 主な質疑として、河川改良費の工事請負費から委託料及び補償補てん及び賠償金へ予算の組み替えを行っているが、その内容とは、の質疑には、南串山町西浜川の改良事業で、家屋損傷調査15棟、建物補償費算定1棟、建物補償1棟の撤去・再築によるものである、との答弁がありました。 農地費の測量設計委託料の内容は、との質疑には、諫早湾干拓道路南部取り付け道路に関する市有地の有効活用のための測量設計費である、との答弁がありました。 地籍調査事業が小浜地区で実施されているが、これまで旧町ごとに実施をされた町境等に誤差が生じないよう対処してほしいとの意見がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第104号平成19年度雲仙市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)案について、主なものとして、歳入では水道管施設移設補償金、公営企業借換債の増額、歳出では南串山簡易水道単独事業、公営企業債借換事業を計上したものです。 主な質疑として、歳入に過年度分水道料金滞納繰越分が計上されているが、どのような理由によるものか、との質疑には、当初見込んでいた予算額以上の滞納繰越分が徴収できたため、財源を充当している、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第105号平成19年度雲仙市下水道事業特別会計補正予算(第2号)案について、主なものとして、歳入では公共下水道事業国庫補助金、公営企業借換債の増額、歳出では瑞穂地区特定環境保全公共下水道施設整備事業、公営企業債借換事業を計上したものです。 主な質疑として、公営企業借換債の内容は、との質疑には、平成19年度において、過去に年利7%で借り入れた10件を年利1.6%に借り替えを行い、2,500万円程度の軽減が見込まれる。借換実施期間である平成21年度まで引き続き実施をしていく予定である、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案106号平成19年度雲仙市水道事業会計補正予算(第1号)案について、主なものとして、歳入では他会計負担金の増額、支出では下水道整備事業に伴う水道管布設替え工事、公営企業債繰上償還金を計上したものです。 主な質疑として、下水道の普及に伴い、使用する水量が増加すると思われるが、給水能力に問題はないかとの質疑には、現在、雲仙市のほとんどが地下水をくみ上げての給水を行っているが、下水道が普及しても水量は問題ない、との答弁がありました。 公営企業債繰上償還金の内容は、との質疑には、通常繰上償還をする場合は、償還期限までの利息分についても支払うこととなっているが、今回の国の方針では利息分の支払いは免除され、元金のみの償還でよいとなっている。今年度は約260万円の軽減が見込まれる、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第112号字の区域の変更について、南串山地区土地改良事業の実施に伴う土地区画変更による字の区域の一部変更について、議会の議決を求められたものです。 別に異議はなく、全会一致で可決すべきものと決定をいたしました。 議案第116号平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第5号)案について、主なものとして、人事院勧告に伴う給与改正による職員人件費等を計上したものです。 主な質疑として、職員を事業ごとに区分している理由は、との質疑には、基本的には班ごとに区分し、事業課は事業費に応じて事務費があり、事務費のうち人件費に充当することも可能なため区分している、との答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案117号平成19年度雲仙市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)案について、主なものとして、人事院勧告に伴う給与改正による職員人件費等を計上したものです。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第118号平成19年度雲仙市下水道事業特別会計補正予算(第3号)案について、主なものとして、人事院勧告に伴う給与改正による職員人件費等を計上したものです。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第121号平成19年度雲仙市水道事業会計補正予算(第2号)案について、主なものとして、人事院勧告に伴う給与改正による職員人件費等を予算計上したものです。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 要望第5号仁田循環自動車道の早期無料開放について、この要望の趣旨は、5月に行われた仁田循環自動車道無料開放で多くの増客が見込める結果となることから、無料開放は雲仙市全域における観光振興の起爆剤になることは必至であり、市の活性化につながることから早期無料開放を求める要望であります。 本委員会としては、無料開放による増客は見込めるが、検討課題として行楽シーズンにおける渋滞がさらに悪化すること、駐車場の確保が必要であることなど意見がありました。また、観光も含め検討も必要であり、他の常任委員会にも関係することから、全議員で引き続き研究協議を行っていくよう決定をいたしました。 以上で、建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(酒井八洲仁君) 次に、産業経済常任委員会委員長の報告を求めます。前川治産業経済常任委員長。 ◎産業経済常任委員長(前川治君) 産業経済常任委員会の報告をいたします。 12月10日の本会議におきまして、産業経済常任委員会に付託されました議案第101号、第102号、第116号、第120号、以上4件について、12月11日、本委員会を開催し、議案審査を行いましたので、その概要について報告をいたします。 議案第101号雲仙市家畜導入事業資金供給事業等基金条例を廃止する条例について、国の国庫補助負担金改革による、強い農業づくり交付金推進事業の廃止に伴い、家畜導入事業資金供給事業が終了するため、その経費の財源として設置していた条例を廃止することについて、議会の議決を求められたものでございます。 異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第102号平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第4号)案について、主なものとして、歳入では県肉用牛規模拡大サポート事業補助金、家畜導入事業補助金、諫早湾水産振興特別対策事業補助金の増額、歳出ではながさき型集落営農組織緊急育成事業、耕作放棄地復旧活動支援事業、長崎県肉用牛規模拡大サポート事業、アサリ・カキ被害緊急対策事業、近代化産業遺産認定記念事業を計上したものです。 主な質疑として、耕作放棄地復旧活動支援事業について、市内にどれくらいの耕作放棄地があるか、との質疑には、農業委員会の調査では市内全体の耕作放棄地が約307haあり、AランクからCランクに分類をされている。Aランクが約123ha、Bランクが約69ha、Cランクが約115haある。このうちB・Cランクの農地を要活用農地として復旧活動を行う、との答弁がありました。 復旧を行う農地は誰がどのように指定をするのか、との質疑には、今、農業委員会において再調査を実施しており、それが終わり次第、まずは地権者に耕作放棄地をどのようにするのか聞き取りを行い、耕作をお願いし、それでも地権者で耕作できない場合は、復旧支援隊である認定農業者協議会、青年農業者連絡協議会、中山間地域直接支払の実施集落等の団体に農地を紹介し、管理をしてもらう計画である、との答弁でございました。 ながさき型集落営農組織緊急育成事業では、1人当たり30万円の補助であるが、どのような活動をするのか、との質疑には、集落営農の組織化を目的に集落のリーダーを育成するための活動を行う。また、今回は中山間地域直接支払の実施集落の中から代表者2名ずつを対象としている。他の地域からも要望があれば来年度までではあるが、集落内で2名までは対象となる、との答弁がありました。 水質調査委託料が減額されているが、どのような内容のものか、との質疑には、諫早湾地域振興事業で瑞穂地区の河川等の水質調査である、との答弁でございました。 異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第116号平成19年度雲仙市一般会計補正予算(第5号)案について、主なものとして、県強い農業づくり交付金事業、人事院勧告に伴う給与改正による職員人件費等を計上したものです。 異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第120号平成19年度雲仙市国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)案について、主なものとして、人事院勧告に伴う給与改正による職員人件費等を計上したものです。 主な質疑として、警備委託料が減額されているが、どのような内容のものか、との質疑には、警備の委託先は長崎総合警備株式会社で、国民宿舎望洋荘の警備を委託しており、入札による執行残である、との答弁がありました。 異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 なお、本委員会では、付託案件に関する現地調査を実施した上で、全4議案を全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 以上で、産業経済常任委員会の報告を終わります。 ○議長(酒井八洲仁君) 委員長の報告をこれで終わります。 ここで議事整理のため、11時40分まで休憩いたします。=午前10時55分 休憩= =午前11時47分 再開= ○議長(酒井八洲仁君) 少し遅れましたけども、休憩前に引き続き、会議を開きます。 これから質疑を行います。 ここで議長からお願いを申し上げます。委員長報告に対する質疑は、原則として委員会審議の状況等を行うこととしておりますので、そのようにお願いいたします。 総務委員長報告に対する質疑の通告があっておりますので、発言を許します。6番、上田篤議員。 ◆6番(上田篤君) 総務常任委員会報告書の、(「マイク、ちょっと待ってください」「いいです」と言う者あり)いいですか。総務常任委員会報告書の4ページですが、この議案第110号に関連する分です。この真ん中辺に、「後の相続等が発生するということで、当時各旧町と話をされて寄附という形で所有権移転がなされたものと考えている」というふうにあるのですね。この所有権移転の経緯についてですが、私は、その答弁した人の個人的な考えみたいにとれるのですけれども、その辺はどうなのか。審議をされた上でこういう結論になったのでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(酒井八洲仁君) 福田大東総務常任委員長。 ◎総務常任委員長(福田大東君) お答えをいたします。 この質問の趣旨がよくわからないのですけども、確認をしたかということは、結局、どのような形で移転になったのかという経緯の調査でよろしいのですか。はい。 それは、旧町の時代に、今の牛口の公民館を吾妻町漁協から600万円で購入されたわけですね。それを、その事実は現場調査をし、自治会長と確認をしました。あと、それがどういう形で旧吾妻町に寄附されたかということは、当時の町長、それから自治会長も亡くなっていらっしゃいますし、確認はできませんでした。それ以上の審議はできませんでした。 以上で報告を終わります。 ○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。 ◆6番(上田篤君) よくわからないということで理解しておいていいのですかね。一応結果がこうなってるけども、どういう経緯だったのかというのはよくわからないという答弁だったということでいいのですかね。 ○議長(酒井八洲仁君) 福田大東総務常任委員長。 ◎総務常任委員長(福田大東君) 今、報告しましたとおり調べようがない。自治会長も町長もいらっしゃらない。ただ、事実、市の方にもう登記がなされとるということであります。 以上です。 ○議長(酒井八洲仁君) 次に、教育厚生委員長報告に対する質疑の通告があっておりますので、発言を許します。18番、小田孝明議員。 ◆18番(小田孝明君) 18番、小田です。委員長報告の中の2ページ、一番下の方ですけども、「なお、本件の審議に当たって、委員の質疑に対し誤った答弁があったので、今後答弁の際には十分精査し、答弁されるよう強く要望する」という文面がございます。わざわざ委員会の報告の中にこれを入れられたということについて、その内容等がわかれば説明をお願いいたします。 ○議長(酒井八洲仁君) 中村一明教育厚生常任委員長。 ◎教育厚生常任委員長(中村一明君) ただ今の小田議員の、誤った答弁があったということについて説明をさせていただきます。 この項は、10款教育費の中で、学校給食費の中で蒸気ボイラー保守点検の業務委託料の中で、2社の見積もりで安価な方を選択していた、安い方を選択していたとの発言をいたしましたが、電気工作物の保安業務委託料と勘違いをしたということで誤りがあったということで訂正をされました。そういうことで、よろしいでしょうか。 ○議長(酒井八洲仁君) 小田孝明議員。 ◆18番(小田孝明君) よくわかりました。終わります。 ○議長(酒井八洲仁君) 次に、建設常任委員長報告に対する質疑の通告があっておりますので、発言を許します。6番、上田篤議員。 ◆6番(上田篤君) 建設常任委員会報告書の3ページです。上の方ですが、下水道の問題で、「現在、雲仙市のほとんどが地下水をくみ上げての給水を行っているが、下水道が普及しても水量は問題ないとの答弁がありました」とあるんですね。この地下水の問題については、これはえらい簡単に断言されてるような気がするのですが、これはその辺で本当に調査したのかどうかというようなやりとりはあったんですかね。どうでしょうか。 ○議長(酒井八洲仁君) 松尾文昭建設常任委員長。 ◎建設常任委員長(松尾文昭君) 今の質問ですけれども、水量が足りるのかどうか、水質についてどうなのかということでしょうけども、この水量については、執行部側からの答弁で十分間に合いますということでございましたし、現地調査にしましても、吾妻町で新設をされて、その水源の現地調査をしたところでございます。 以上です。 ○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員、いいですか。 ◆6番(上田篤君) はい。 ○議長(酒井八洲仁君) 次に、産業経済委員長報告に対する質疑の通告はあっておりませんので、質疑を終わります。 これで委員長報告に対する質疑を終わります。 これから順次討論、採決を行います。 請願第8号高齢者の医療制度に関する請願について討論を行います。討論の通告があっておりますので、発言を許します。 まず、原案に賛成の発言を許します。6番、上田篤議員。 ◆6番(上田篤君) 私は、請願第8号高齢者の医療制度に関する請願について、賛成の立場から討論を行います。 私は、9月議会でも同趣旨の請願の紹介議員となり、本定例議会初日の採決に当たり、賛成討論を行いました。残念ながら賛成少数で否決となりましたが、この制度を知れば知るほど、そのひどさに腹が立つとともに、国の未来をも危うくするものではないかと思いますので今回も紹介議員となりました。 この制度の要点を簡単におさらいしますと、後期高齢者医療制度にいう後期高齢者とは75歳以上の人のことです。来年4月から75歳以上の高齢者1,300万人はすべて、それまで加入していた国民健康保険や健康保険を脱退させられ、新しくできる後期高齢者だけの医療保険に組み入れられます。そして、現在家族に扶養されている低所得者も含め、すべての高齢者から漏れなく保険料を取り立てようという制度です。また、医療の内容にも差別を持ち込んで、75歳以上の人は保険のきく医療に上限がつき、どんな治療行為をしても医者の、病院の報酬は増えなくなります。そして、後期高齢者に手厚い治療を行う病院を赤字に追い込み、検査、投薬の制限、入院、手術の粗悪化、早期退院などを促進するというのが政府のねらいではないかとも言われております。この制度が最も威力を発揮するのは団塊の世代、つまり現在50歳代の後半の人たちが後期高齢者となった時です。これから、十七、八年後のことですが、そうなっても国の財政負担が増えないように、国民負担の増と給付抑制の仕組みを作ろうというのが、この後期高齢者医療制度であるとも言われています。 この制度について、ある雑誌に78歳の男性の声が寄せられていました。私たちは焼け野原だった日本を必至に働いて復興させた世代です。後期高齢者医療制度を知った時、その私たちが今、国から捨てられようとしていると思いました。悔しいというものです。78歳といえば昭和4年生まれ、私の父と同じ年です。ここで言われている「すてられる」というのは産業廃棄物の「棄」ですね、あの難しい「棄てる」という字ですが、この「棄てられる」とは厳しい表現ですが、確かにそういう心境であろうと思います。 こういう批判については、制度を作った厚生労働省の関係者からも出ています。高齢者を邪魔者扱いし、切り捨てるこの改悪をうば捨て山と呼んだのは、もと厚生労働省の局長である、現在、大阪大学の教授である堤修三氏です。また、週刊東洋経済という雑誌の11月3日号では、現職の厚生労働省の宮島俊彦大臣官房総括審議官という人が、後期高齢者医療制度は当初の制度設計で5年くらいはやっていけるが、その後は財源のあり方が課題になると述べています。自ら設計し、これから導入される制度を5年くらいで行き詰まると明言するこの無責任ぶりに驚くばかりです。 しかし、今、大きな話題になっている日本の年金のひどさを考えるならば、これぐらいのことはありそうだとは考えられないでしょうか。国民皆保険制度を守るためだという弁明もありますが、ヨーロッパ諸国など国民皆保険が確立している国の中で、年齢で被保険者を切り離し、保険料や医療内容に差をつけている国はないそうです。そもそも病気にかかりやすいとわかっている高齢者だけを一まとめにすること自体が保険の名に値しないという指摘もあります。多数の健康な人がいて、病気やけが、障害などを被った人を支えるからこそ保険であり、国や自治体が責任を持つからこそ社会保障です。 本来であれば、来年4月の実施を中止するべきだと私は思いますが、多くの皆さんが最低でも一致できるのが今回の請願の内容に沿った改善ではないでしょうか。制度が始まってしまえば、改善は大変になります。今のうちに、住民の代表である私たち議員、議会がこういう声を大いに政府に上げていく、周知していくことが大事だと思います。全国的にも請願の採択が、11月28日現在で、1,800ある日本国中の都道府県、市町村の中で295自治体が上げているという新聞報道を読みました。雲仙市議会としても、ぜひとも皆さんの御賛同をいただきますように心からお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。ありがとうございました。 ○議長(酒井八洲仁君) これで討論を終わります。 これから請願第8号を採決します。教育厚生常任委員会委員長の報告は不採択とすべきものです。請願第8号は採択することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(酒井八洲仁君) 起立少数です。従って、請願第8号は不採択とすることに決定しました。 陳情第6号原爆症認定制度改善のための陳情についての討論を行います。討論の通告はあっておりません。これで討論を終わります。 これから陳情第6号を採決します。教育厚生常任委員会委員長の報告は採択とすべきものです。陳情第6号を採択することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、陳情第6号は採択することに決定しました。 議案第98号長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び規約の変更についてから、議案第121号平成19年度雲仙市水道事業会計補正予算(第2号)案についてまでの21議案について、討論の通告はあっておりませんので討論を終結し、直ちに採決します。各常任委員長の報告は原案可決です。委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、議案第98号から議案第121号までの21議案については原案どおり可決することに決定しました。─────────────── △日程第24.発議第9号 ○議長(酒井八洲仁君) 日程第24、発議第9号道路特定財源制度の確保に関する意見書についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。松尾文昭建設常任委員会委員長。 ◎建設常任委員長(松尾文昭君) 発議第9号道路特定財源制度の確保に関する意見書について、本件の提案理由の説明につきましては、別紙意見書の案の朗読をもってかえさせていただきます。 道路特定財源制度の確保に関する意見書(案)、道路は、国民生活や経済・社会活動を支える最も基礎的な社会基盤であり、活力ある地域づくりを推進し、安全で安心できる国土の実現には、国民共通の社会基盤である道路を計画的に整備することが重要である。 しかしながら、その整備状況はまだ十分とは言えず、道路整備をより一層推進することは、国民が等しく熱望しているところである。特に私たちが住む雲仙市は、長崎県の南東部、島原半島の北西部に位置し、北に有明海、西に橘湾と2つの海に面している。主要道路は半島を一周する国道251号と半島を縦断する国道389号と国道57号があり、これを県道、市道が補完している状況であるが、主要県道の整備等早急に道路ネットワークを構築する必要に迫られている。また、高速道路のインターチェンジまでの時間短縮を図り、九州の主要都市や本州へと広域交流促進が可能となる、地域高規格道路島原道路、国道57号森山拡幅や島原天草長島連絡道路の早期完成を待ち望んでいるところである。 このようなことから、道路整備に対する市民の要望は極めて強いものがあり、これらの道路は真に必要な道路である。 よって、地方の道路整備を重点的かつ計画的に進めるため、地域に配慮した道路整備予算の安定的な確保について、次のことを要望する。 道路特定財源諸税の暫定税率を延長すること、地方道路整備臨時交付金制度を継続すること、以上、強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成19年12月18日、長崎県雲仙市議会。 議員各位の御賛同をいただき、全会一致で決定いただきますようお願いして、提案理由の説明といたします。 なお、意見書の提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、衆議院議長及び参議院議長でございます。 以上であります。 ○議長(酒井八洲仁君) 説明が終わりました。 これから質疑を行います。質疑の通告があっておりますので、発言を許します。6番、上田篤議員。 ◆6番(上田篤君) それでは、質疑を行います。 これまでこの道路特定財源制度についての請願とか陳情何回も出されてきましたが、これまでは道路特定財源の一般財源化に強く反対するというような内容、あるいはそういう文言がかなり強調されていたように思うのですけれども、今回、ここにはそれ一切、ここにありませんが、若干何か中身が違うのでしょうか。情勢が変わってきたのでしょうか。それで変えてきたということでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(酒井八洲仁君) 松尾文昭建設常任委員長。 ◎建設常任委員長(松尾文昭君) このことにつきましては、昨年、国において道路特定財源の見直しに関する具体策が閣議で決定をされまして、道路特定財源の一部、部分的一般財源は避けられない状況にあるということから、この暫定税率は租税特別措置法期間延長改正で続けておったわけですけども、これが2007年度末に期限切れになるということから、道路整備予算の安定的な確保をしていただくための要望であります。 以上です。 ○議長(酒井八洲仁君) いいですか、上田篤議員。 ◆6番(上田篤君) はい。 ○議長(酒井八洲仁君) これで質疑を終わります。 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、委員会付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。討論の通告があっておりますので、発言を許します。まず、原案に反対者の発言を許します。上田篤議員。 ◆6番(上田篤君) 私は、道路特定財源制度の確保に関する意見書に反対の立場から討論を行います。 この意見書(案)の要望事項については、私も意見はほぼ変わらないところです。地方の道路がまだ整備されていないこと、そして道路が基礎的な社会基盤であり、非常に重要であること、これについては私も異論はありません。 しかし、これまでの道路特定財源の財源と称して確保しておきながら、一番必要な地方道路の整備のためにはあまり回ってこなかったというのが実態です。むだな高速道路と言われるような、本当に必要性があるのかどうか疑われるような道路をどんどん造るというようなことがされておりまして、私は、それが現在の国の財政危機の一たんにもなっていると考えます。 先ほど委員長の説明で、一部が一般財源化されたという説明でしたが、私は、これは当然だと思います。それで、ここにある1番に道路特定財源諸税の暫定税率の延長とありますが、私はこれについてもしっかり精査しないことには、これらと同じような、私たちが本当に望む道路の整備には予算が回されないで、これを口実にして、これまでと同じように必要性のあまりない、むだな道路建設に使われるんじゃないかということを非常に危惧いたします。そういう立場から、私はこの意見書(案)に反対いたします。 ○議長(酒井八洲仁君) これで討論を終わります。 これから発議第9号を採決します。発議第9号は原案どおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(酒井八洲仁君) 起立多数です。従って、発議第9号は原案どおり可決することに決定しました。─────────────── △日程第25.議員派遣について ○議長(酒井八洲仁君) 日程第25、議員派遣についてを議題とします。 別紙のとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、別紙のとおり、議員を派遣することに決定しました。─────────────── △日程第26.閉会中の継続調査申出について ○議長(酒井八洲仁君) 日程第26、閉会中の継続調査申出についてを議題とします。 各常任委員長、議会運営委員長、議会広報編集特別委員長から会議規則第98条の規定に基づき、お手元に配付しておりますとおり、閉会中の継続調査申出書が提出されております。 お諮りします。それぞれの委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査をすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査することに決定しました。 ここでしばらく休憩します。=午後0時17分 休憩= =午後0時19分 再開= ○議長(酒井八洲仁君) 再開いたします。───────────────追加日程第1.発議第10号 ○議長(酒井八洲仁君) 次に、議事日程についてお諮りします。ただ今お手元に配付しております追加日程のとおり、本日の日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、議事日程に追加することを決定しました。 追加日程第1、発議第10号原爆症認定制度の改善に関する意見書についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。中村一明教育厚生常任委員会委員長。 ◎教育厚生常任委員長(中村一明君) 発議第10号原爆症認定制度の改善に関する意見書について、本件の提案理由の説明については、別紙意見書の案の朗読をもってかえさせていただきます。 原爆症認定制度の改善に関する意見書(案)、長崎に原子爆弾が投下されて今年で62年が経過したが、原爆被爆者は高齢化が進み、放射能や被爆体験により、現在も健康障害に苦しんでいる。 被爆者の援護については、これまで被爆者援護法に基づき、国においてさまざまな対策が講じられているが、原爆症の認定については、現在、国に認定処分の取り消しと認定基準の見直しを求めて多くの訴訟が提起されている。 これに対し、安倍首相は、本県の平和記念式典に出席された後の関係者との懇談会の中で、認定のあり方について見直しを行うことを表明し、その後、厚生労働省が専門家による検討会議を立ち上げ、認定基準等の見直しを進めているところである。 ついては、国におかれては、認定基準の見直しに際し、被爆時の実情や被爆者の病歴等を総合的に判断するなど、被爆者援護法の趣旨に沿った制度の改善を行うとともに、高齢化する被爆者には一刻の猶予も許されないことから、早期の救済を強く求めるものである。 また、在外からの被爆者健康手帳交付申請に対する渡日要件の撤廃及び長崎の被爆体験者精神影響等調査研究事業における判断基準の改善についても、あわせて要望するものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成19年12月18日、長崎県雲仙市議会。 なお、意見書の提出先は、内閣総理大臣、厚生労働大臣。 議員各位の御賛同をいただき、全会一致で御決定いただきますようお願いして、提案理由の説明といたします。ありがとうございました。 ○議長(酒井八洲仁君) これから質疑を行います。質疑の通告はあっておりませんので、質疑を終わります。 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、委員会付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから発議第10号を採決します。発議第10号は原案どおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、発議第10号は原案どおり可決することに決定しました。 ここで市長より発言の申し出があっておりますので、これを許したいと思います。奥村市長。 ◎市長(奥村愼太郎君) お許しをいただきましたので、閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 さて、今期定例市議会は、11月29日から本日までの24日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、平成18年度各会計歳入歳出決算の認定を含め、追加案件としてお願いいたしました雲仙市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例他、平成19年度雲仙市一般会計補正予算など、提出をいたしました各案件につきまして、本会議並びに各委員会を通じ、慎重かつ熱心な御審議を賜り、それぞれに御決定、御認定をいただきましたことに対しまして厚く御礼を申し上げます。 また、議会開会中の去る12月2日に開催いたしました市民表彰式には、数多くの議員の皆様方の御参加をいただき、改めてお礼を申し上げる次第でございます。 今期定例市議会における一般質問、議案審議における御意見等につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと存じますので、引き続き皆様の御協力をお願い申し上げます。 また、開会中に嬉しい知らせがありました。去る12月15日、埼玉スーパーアリーナにて開催されました第35回マーチングバトントワリングの全国大会におきまして、小浜中学校吹奏楽部が見事金賞を受賞いたしました。出場部員の健闘をここにたたえ、市民として喜びを分かち合いたいと存じます。 なお、年が明けた1月4日は成人式、続いて5日には消防出初式を開催いたしますので、議員の皆様初め、多くの方々の御参加をよろしくお願い申し上げます。 さて、本年も余すところあと2週間ほどとなりました。日々寒さも厳しくなってまいりますが、議員の皆様におかれましては、どうか健康に十分御留意され、御健勝にて輝かしい新年を迎えられますようお祈りを申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。誠にありがとうございました。 ○議長(酒井八洲仁君) お諮りします。本定例会における議決事件について、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(酒井八洲仁君) 御異議なしと認めます。従って、これらの整理を要するものについては、議長に一任することに決定しました。 ここで閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 去る11月29日に開会しました平成19年第4回定例会は、道路特定財源制度の確保に関する意見書の採択を初め、第3回定例会から継続審査としておりました平成18年度雲仙市一般会計歳入歳出決算認定など多数の案件について、慎重審査の上、いずれも適切なる御決定をいただきました。そして、ここにすべての日程を滞りなく終了し、閉会の運びとなりました。議員各位の議事運営に対する御協力に対しまして、心から感謝、お礼を申し上げます。 また、市長を初め、執行部におかれても、常に真摯な態度をもって審議に御協力いただきましたことに深く敬意を表します。 なお、今期定例会を通じて、議員各位から出ました意見等については、市政執行に十分反映されますよう要望いたします。 市議会は3年目を迎えるに当たって、任期満了に伴う各常任委員会委員等の編成替えを行い、新たな視点に立った議案審議を初めとする各委員会活動がスタートしました。 また、一般質問時の重複質問、本会議における議案質疑等につきましては、議員各位の御協力をいただき、その実効を上げましたことに改めて感謝を申し上げます。 ここで報告をいたします。 昨日、長崎市で開催されました地方自治法施行60周年記念事業の式典において、地方自治功労者の知事表彰が行われ、奥村愼太郎市長、本市議会から柴田安宣議員、町田康則議員、私、酒井八洲仁がそれぞれ受賞しましたので御報告いたします。 最後になりましたが、本年も余すところあとわずかとなりました。ここで改めてお願いをいたします。時節柄、飲酒の機会が多くなることが予想されます。議員各位におかれましては、飲酒運転を絶対しないことを肝に銘じていただき、また市民の皆様にも飲酒運転を絶対にしないようにお声をかけていただきますようお願い申し上げます。 これから寒い時期を迎えますが、議員並びに執行部各位におかれましては、くれぐれも健康に留意され、御健勝にて新年をお迎えされるようお祈りいたしまして、閉会のごあいさつといたします。─────────────── ○議長(酒井八洲仁君) これをもちまして、平成19年第4回雲仙市議会定例会を閉会といたします。大変お疲れでございました。=午後0時32分 閉会= 地方自治法第123条の規定によりここに署名する。 議  長  酒 井 八洲仁 署名議員  町 田   誠 署名議員  岩 永 基 和 1.雲仙市議会常任委員会委員┌───────────────┬───┬──────────────────────┐│委 員 会 名        │番号 │委  員  氏  名            │ ├───────────────┼───┼──────────────────────┤│○総務常任委員会       │1  │坂  本     弘            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │2  │福  田  大  東            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │3  │岩  下     勝            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │4  │小  田  孝  明            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │5  │佐  藤  靖  弘            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │6  │町  田  義  博            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │7  │町  田  康  則            │ ├───────────────┼───┼──────────────────────┤│○教育厚生常任委員会     │1  │中  村  一  明            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │2  │岩  永  基  和            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │3  │町  田     誠            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │4  │森  山  繁  一            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │5  │吉  田  美 和 子           │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │6  │上  田     篤            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │7  │進  藤  一  廣            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │8  │深  堀  善  彰            │ ├───────────────┼───┼──────────────────────┤│○建設常任委員会       │1  │酒  井  八 洲 仁           │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │2  │中  村     勲            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │3  │柴  田  安  宣            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │4  │井  上  武  久            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │5  │松  尾  文  昭            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │6  │前  田     哲            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │7  │大 久 保  信  一           │ ├───────────────┼───┼──────────────────────┤│○産業経済常任委員会     │1  │石  田  德  春            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │2  │荒  木  正  光            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │3  │増  山  良  三            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │4  │元  村  康  一            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │5  │小  畑  吉  時            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │6  │前  川     治            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │7  │原  田  洋  文            │ │               ├───┼──────────────────────┤│               │8  │                      │ └───────────────┴───┴──────────────────────┘  2.雲仙市議会常任委員会委員長・副委員長                       ┌─────────────┬──────────────┬─────────────┐│委 員 会 名      │役 職 名         │氏      名     │ ├─────────────┼──────────────┼─────────────┤│○総務常任委員会     │委員長           │福  田  大  東   │ │             ├──────────────┼─────────────┤│             │副委員長          │町  田  康  則   │ ├─────────────┼──────────────┼─────────────┤│○教育厚生常任委員会   │委員長           │中  村  一  明   │ │             ├──────────────┼─────────────┤│             │副委員長          │深  堀  善  彰   │ ├─────────────┼──────────────┼─────────────┤│○建設常任委員会     │委員長           │松  尾  文  昭   │ │             ├──────────────┼─────────────┤│             │副委員長          │前  田     哲   │ ├─────────────┼──────────────┼─────────────┤│○産業経済常任委員会   │委員長           │前  川     治   │ │             ├──────────────┼─────────────┤│             │副委員長          │増  山  良  三   │ └─────────────┴──────────────┴─────────────┘  3.雲仙市議会運営委員会委員                             ┌───┬────────────────┬─────────────────────┐│番号 │委  員  氏  名      │所 属 常 任 委 員 会        │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│1  │福  田  大  東      │○総務常任委員会             │ ├───┼────────────────┤                     ││2  │佐  藤  靖  弘      │                     │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│3  │中  村  一  明      │○教育厚生常任委員会           │ ├───┼────────────────┤                     ││4  │深  堀  善  彰      │                     │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│5  │松  尾  文  昭      │○建設常任委員会             │ ├───┼────────────────┤                     ││6  │前  田     哲      │                     │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│7  │前  川     治      │○産業経済常任委員会           │ ├───┼────────────────┤                     ││8  │石  田  德  春      │                     │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│9  │元  村  康  一      │○副議長                 │ └───┴────────────────┴─────────────────────┘ 4.雲仙市議会広報編集特別委員会委員                         ┌───┬────────────────┬─────────────────────┐│番号 │委  員  氏  名      │所 属 常 任 委 員 会        │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│1  │小  田  孝  明      │○総務常任委員会             │ ├───┼────────────────┤                     ││2  │町  田  康  則      │                     │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│3  │深  堀  善  彰      │○教育厚生常任委員会           │ ├───┼────────────────┤                     ││4  │吉  田  美 和 子     │                     │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│5  │中  村     勲      │○建設常任委員会             │ ├───┼────────────────┤                     ││6  │柴  田  安  宣      │                     │ ├───┼────────────────┼─────────────────────┤│7  │増  山  良  三      │○産業経済常任委員会           │ ├───┼────────────────┤                     ││8  │原  田  洋  文      │                     │ └───┴────────────────┴─────────────────────┘ 5.雲仙市議会運営委員会委員長・副委員長                       ┌───────────────┬────────────────────────┐│役職名            │氏        名              │   ├───────────────┼────────────────────────┤│委員長            │佐  藤  靖  弘              │   ├───────────────┼────────────────────────┤│副委員長           │前  田     哲              │   └───────────────┴────────────────────────┘ 6.雲仙市議会広報編集特別委員会委員長・副委員長                   ┌───────────────┬────────────────────────┐│役職名            │氏        名              │  ├───────────────┼────────────────────────┤│委員長            │増  山  良  三              │  ├───────────────┼────────────────────────┤│副委員長           │吉  田  美 和 子             │  └───────────────┴────────────────────────┘ 道路特定財源制度の確保に関する意見書 道路は、国民生活や経済・社会活動を支える最も基礎的な社会基盤であり、活力ある地域づくりを推進し、安全で安心できる国土の実現には、国民共通の社会基盤である道路を計画的に整備することが重要である。 しかしながら、その整備状況は未だ十分とは言えず、道路整備をより一層推進することは、国民が等しく熱望しているところである。特に私たちが住む、雲仙市は長崎県の南東部、島原半島の北西部に位置し、北に有明海、西に橘湾と2つの海に面している。主要道路は半島を一周する国道251号と半島を縦断する国道389号と国道57号があり、これを県道、市道が補完している状況であるが主要県道の整備等早急に道路ネットワークを構築する必要に迫られている。また、高速道路のインターチェンジまでの時間短縮を図り、九州の主要都市や本州へと広域交流促進が可能となる、地域高規格道路島原道路、国道57号森山拡幅や島原天草長島連絡道路の早期完成を待ち望んでいるところである。 このようなことから、道路整備に対する市民の要望は極めて強いものがあり、これらの道路は真に必要な道路である。 よって地方の道路整備を重点的かつ計画的に進めるため、地域に配慮した道路整備予算の安定的な確保について、次のことを要望する。(1) 道路特定財源諸税の暫定税率を延長すること(2) 地方道路整備臨時交付金制度を継続すること 以上強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年12月18日長崎県雲仙市議会議長 酒井八洲仁 内閣総理大臣  福田 康夫  様 総務大臣    増田 寛也  様 財務大臣    額賀 福志郎 様 国土交通大臣  冬柴 鐵三  様 衆議院議長   河野 洋平  様 参議院議長   江田 五月  様 原爆症認定制度の改善に関する意見書 長崎に原子爆弾が投下されて今年で62年が経過したが、原爆被爆者は高齢化が進み、放射能や被爆体験により、現在も健康障害に苦しんでいる。 被爆者の援護については、これまで、被爆者援護法に基づき、国において様々な対策が講じられているが、原爆症の認定については、現在、国に認定処分の取り消しと認定基準の見直しを求めて多くの訴訟が提起されている。 これに対し、安倍首相は、本県の平和記念式典に出席された後の関係者との懇談会の中で、認定のあり方について見直しを行うことを表明し、その後、厚生労働省が、専門家による検討会議を立ち上げ、認定基準等の見直しを進めているところである。 ついては、国におかれては、認定基準の見直しに際し、被爆時の実情や被爆者の病歴等を総合的に判断するなど、被爆者援護法の趣旨に沿った制度の改善を行うとともに、高齢化する被爆者には一刻の猶予も許されないことから、早期の救済を強く求めるものである。 また、在外からの被爆者健康手帳交付申請に対する渡日要件の撤廃、及び、長崎の被爆体験者精神影響等調査研究事業における判断基準の改善についても、併せて要望するものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年12月18日                 長崎県雲仙市議会議長 酒井八洲仁 内閣総理大臣  福田 康夫 様 厚生労働大臣  舛添 要一 様...